伝説のアイドル山口百恵が文豪・谷崎潤一郎の耽美世界に身を委ねた奇跡の文芸映画!

女なら誰しもイケメン男子にわがまま言って困らせたい!とか、イケメン男子を下僕のように扱ってみたい!と思うはずでありますが、そんな女子の願望と欲しがり男子の被虐欲を大いに刺激する作品がこの『春琴抄』であります。

伝説のアイドル山口百恵が薬問屋の令嬢かつ三味線の師匠で盲目のツンデレ美少女・春琴を演じ、映画やドラマで百恵とコンビを組んでいた当代きってのイケメン俳優の三浦友和が奉公人・佐助を演じるこの作品は、言わばアイドル映画の皮を被った《魂のSM映画》なのであります。

まず佐助のMっぷりが凄い!
基本、誰に対しても腰の低い佐助ではありますが、とりわけ春琴の言う事には何でも「へえ、へえ」と従い、親にも会えないほど始終春琴の世話に追われながら、夜中にはわざわざ雪の降る庭先で一人震えながら三味線の稽古に励むというストイックなMなのであります。
そんな姿を見た春琴は、佐助に三味線の稽古をつけてやる事に致しますが、指導方法は当然スパルタ。春琴による折檻で手から流血した佐助に対し、「おまえが上達するようやっとるんや!」ときつく言い放つ春琴。
もちろん佐助は「わてが上達するまで、叩いて、叩いて、叩き倒しておくんなさいまし!(ワクワク♡)」といっそう真剣に稽古に打ち込むのでありました。「俺だったら耐えられねえ!」と思う男性諸氏もいらっしゃる事でありましょう。でもツンツンしてれば当然デレつく事もある訳で、突然の地震に春琴はビビりまくり「佐助、離れんといて!」と涙を流してしがみ付き、風呂を上がれば濡れた身体を女中ではなくあえて佐助に拭かせている訳ですから、佐助が離れられないのも無理はございません。
そして遂に春琴は妊娠…って佐助!お前まさか!?しかし、世間一般とは別次元の幸福を求める二人は、その後更なる主従関係の境地へと達するのであります。

佐助はん!あんた凄いよ!ドMの鏡だよ!
『春琴抄』 皆様とくとご覧あれ!

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